カプセル薬は喉につかえて少し飲みにくいのですが、何か良い方法はありますか?

カプセルはゼラチンでできているため、先にカプセルを口に含むと口や喉の中でくっついて飲みにくくなります。カプセル薬を飲む際は、まず水を少し飲んで喉をうるおしましょう。
そして、もう一度水を口に含み、カプセルを浮かべるようにして一気に飲み込むと飲みやすくなります。
また、喉にくっつきやすいので、十分な水の量を用意して飲みましょう。錠剤や粉剤なども同じようにすると、飲みやすくなります。
ただし、水分制限などある場合はご注意ください。
薬局では、薬を飲みやすくするゼリーも売られています。是非ご活用ください。

薬の服用で「食間」とはどのタイミングですか?

食間とは、食事と食事の間のことで表し、食事の2時間後が目安です。決して食事中に飲むことではありませんので注意してください。
薬の種類によっては、食物に影響されて薬の吸収が減少し効果が弱くなってしまうので、影響を避けるため「食間」で服用する場合があります。

処方された薬を飲んでいますが、効いている感じがしません。薬の飲む量を増やしていいですか?

薬には最も適した投与量があります。医師・薬剤師が患者さんの状態を見て投与量を判断し、処方をしています。
この量を有効量といいます。この有効量を超えてしまうと場合によっては副作用の症状が出ることがあります。薬の効果に違和感がありましたら、まずは医師・薬剤師にご相談下さい。

現在お薬を飲んでいますが、一緒に市販薬を飲んでも良いですか?

飲み合わせによっては、薬の効き目に影響する場合がありますので服用される前に薬剤師、登録販売者にご相談ください。
その際にお薬手帳があると飲み合わせについてスムーズに調べることができますので、お薬手帳は持ち歩くようにしてください。
また店舗でのご相談もできますが、お電話でも承りますのでお気軽にお問い合わせください。

薬の副作用はどのような症状がでますか?また、症状が出た場合はどうしたらいいですか?

副作用は身体の状態や薬の種類によって様々な症状があります。また発症する時期も、すぐ出る場合や時間が経過してから出る場合と様々です。副作用の症状の例として、眠くなったり、のどが渇いたり、身体がかゆくなったりする場合があります。
薬を服用したあとに、「何かいつもと違うな?」「変だな?」と思ったらできるだけ早く医師・薬剤師に相談しましょう。その際は薬の服用中止指示や、薬を変えるなどの対応をする場合があります。必ず医師・薬剤師の指示に従いましょう。
もし、薬の副作用が出た場合、救済制度がありますのでそちらも参考にしてください。

既に医療機関や薬局からお薬をもらっているときに、新たに別の薬局から薬をもらう場合、どのようにしたらよいでしょうか?

併用してはいけないお薬や、同じお薬が処方される場合がありますので、既に使用している医薬品があれば、必ず市販薬を含めすべて薬剤師に伝えましょう。その際はお薬手帳を持参することをお勧めします。
また、薬をもらう薬局が頻回に変わってしまうと、患者さんのお薬についての記録をしっかりと把握することが難しくなります。
そうならないよう「かかりつけ薬局・かかりつけ薬剤師」を決めて、できるだけその薬局・薬剤師からお薬をもらいましょう。

溶連菌に効果がある薬を教えてください

溶連菌は小児がかかりやすい感染症の一つで、発熱やのどの痛みなどの症状が出ます。
溶連菌の治療には、主に原因となる菌を取り除く抗生物質と、熱やのどの痛みなどの症状を和らげる解熱鎮痛剤などの薬などが使われます。市販では購入することができない薬が必要とされますので、症状が出てきた際は、できるだけ早く医療機関を受診することが重要です。
症状により処方される薬は変わりますので、必ず医師・薬剤師の指示に従って服用するようにしましょう。
また近くの人に感染することもありますので注意しましょう。

脱水の症状がでた場合、どのように対応したらよいですか?

軽度の脱水の場合は、口から補う方法(経口投与)で対処できます。
経口投与での対処法としては、嘔吐や下痢、発熱によって失われた体内の電解質や水分を、塩分と糖分が適切な割合で混ざった飲料(経口補水液)で速やかに補う「経口補水療法」があります。
経口補水液の塩分と糖分のバランスは点滴に使われる輸液とほぼ同じなので、弱った体に負担をかけないよう、冷やさずに少量ずつゆっくり時間をかけて飲むようにしてください。
経口補水液の主な働きは水分と電解質の補給なので、補水液使用後は様子をみながら栄養分も摂ることも大切です。
なお、電解質異常を伴うと思われる場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。

また、経口補水液は薬ではありませんが、体への影響が大きいので使用する際は注意が必要です。
高濃度のナトリウムイオンが入っている経口補水液は、薬などでコントロールされている電解質のバランスを乱してしまう可能性があるので、心臓、腎臓、血圧などの病気で塩分の摂取を制限している時や現在薬を服用している場合は、医師や薬剤師に相談してから使用しましょう。

今服用している薬をジェネリック医薬品に変更できますか?

ジェネリック医薬品への変更を希望される場合は、かかりつけの医師や調剤薬局の薬剤師にご相談ください。(特許期間中等の理由から、ジェネリック医薬品が未発売の場合もあります)
病院から発行される処方せんに「変更不可」の指示がなければ、薬局でジェネリック医薬品に変更できます。

解熱の座薬を使用しましたが、熱が下がりません。
再度使う場合はどのくらい時間を空けたらよいですか?

再度使う場合は6時間は空けてご使用ください。
ただし座薬の効果は、挿入後1~2時間経過してから判断してください。
また、色々な強さの解熱剤がありますので、平熱まで下がらない場合もございます。
医師・薬剤師に確認してご使用ください。