自分が服用している薬の名前は把握していた方がよいのでしょうか?

患者様ご自身が服用している薬なので、その薬のことを理解し薬の名前も覚えて服用したほうが良いと思います。
「おくすり手帳」など、服用している薬を記録しておくツールもありますが、万一のために薬の名前は覚えておくように心がけてください。

処方された薬が効きすぎる感じがします。対処方法はありますか?

薬剤師は処方箋をもとに薬を調剤し、患者さんの症状を伺いながら薬をお渡しします。
患者さんが服薬する時の症状や体調によって、同じ量の薬でも「効きすぎ」てしまう場合があります。
その時は自己判断で中止や調節せず薬剤師または医師にご相談ください。
薬の量や種類を医師と相談するなどご対応いたします。

「リフィル処方箋」は、どうしたら利用できますか?

リフィル処方箋は、症状が安定している患者さまに対して、通院をしばらく控えても大丈夫と医師が判断したうえで処方箋の「リフィル可」欄の医師のチェックが入っていれば利用できます。
ただし、湿布薬や服薬期間、投薬量に限度が定められている医薬品などはリフィル処方箋を利用できません。また、それ以外の薬についても、医師の判断でリフィル処方箋で処方できない場合もあります。
詳しくは医師・薬剤師にお問い合わせください。

子どもが服用した薬をすぐに吐いてしまいました。もう一度同じ量の薬を飲んでも大丈夫でしょうか?

一般的な薬はほぼ小腸で吸収されますので、薬を服用した直後(約30分以内)に全部吐いた場合には、再度同じ分量を飲ませても大丈夫です。ただし、しばらく安静にして、吐き気が治まってからにしましょう。
また、服用後30分~1時間経過して嘔吐した場合は、薬はほとんど吸収されたと考えられるので薬は改めて飲ませずに様子をみてください。

かぜ薬を服用するときに栄養ドリンクで飲んでもよいですか?

かぜ薬にはカフェインが含まれるものがあります。そして、栄養ドリンクで多く含まれているのもカフェインです。したがって、かぜ薬と栄養ドリンクを一緒に飲むと、カフェインの過剰摂取となり、不眠・イライラ・頭痛などの原因となります。
かぜ薬を服用するときは水で飲むようにしましょう。

お薬をもらう際の服薬指導は必ず受けないといけないのでしょうか?

服薬指導は、患者さまの症状を伺いながら、処方されたお薬の効果や副作用についてなどお薬を安全に正しく使用していただくために行うもので、とても重要な説明となります。
薬剤師が患者さまにご説明することはもちろんのこと、患者さまがお薬やお身体の症状で不安なことがある際はお気軽にご相談ください。

「リフィル処方箋」とは何ですか?普通の処方箋とは違いますか?

リフィル処方箋は、症状が安定している患者さまに対して、医師が“リフィルによる処方が可能”と判断した場合に発行される、繰り返し使用できる処方箋です。(一部対象外の処方薬あり)
リフィル処方箋の場合、最大3回まで同じリフィル処方箋で薬の受け取りが可能となります。
リフィル処方箋の導入の背景として、患者さまが診察を受けることなく薬局で薬のみを受け取ることができるため、通院費負担の軽減が期待できると考えられます。

点眼薬を2種類もらったのですが、使用する順番など気をつける点はありますか?

一般的には、懸濁性の点眼は後に使用します。ただし薬品によって異なる場合もございますので、点眼の順序は医師・薬剤師の指示に従ってください。
特に指示がない場合は、先に使用した点眼薬の後に、すぐに続けて次の点眼薬を使用すると先に使用した点眼薬が洗い流されてしまう可能性があります。
したがって、この影響をうけないように5分ほど間隔をあけて使用してください。

飲み忘れて残ってしまった薬があります。残薬はどのように処理したら良いですか?

薬の処分にお困りの場合は、薬局にご持参いただければ薬局スタッフがお預かりして処分いたします。
処方薬は、医師・薬剤師が患者さまの体調や病状を診て、薬剤や量を調整して処方していますので、飲み忘れないように注意しましょう。
また薬を処分することだけではなく、薬剤師が、残薬の調整をして薬の有効活用することができたり、薬の飲み忘れを防ぐためのアドバイスができることもありますので、薬に関してお困りなことがありましたら、薬剤師にご相談ください。