教えて薬剤師さん

教えて薬剤師さん
ASK A PHARMACIST
お薬や健康について皆様の疑問や質問にお答えします。
Q.49
ポリファーマシーについて教えてください。
A.49
ポリファーマシーとは、「poly(複数)」+「pharmacy(調剤)」からなる言葉で、多くの薬を服用することにより副作用などの悪影響が起きている状態を指します。
仮に多くの医薬品を使用していても、患者さんの治療や健康管理に必要な場合は、ポリファーマシーの該当にはなりません。ただ、少ない医薬品を使用していて、医薬品同士の相互作用が疑われる場合、同じ成分の医薬品が重複している場合、使用する理由が明確ではない医薬品が含まれいる場合などは、ポリファーマシーの可能性があります。つまり、ポリファーマシーとは、薬の多少で判断される状態ではなく、様々な要因によって「必要以上の医薬品を使用している状態」が該当となります。
ポリファーマシーを予防する際は、ご自身の判断ではなく、まずは医師・薬剤師にを相談してください。減らせる薬があるかどうかの判断や飲み方を工夫したり配合剤に変更したり、身体への負担が少ない薬への変更提案等をさせていただきます。
また、お薬手帳の使用やかかりつけ薬局、かかりつけ薬剤師制度を活用していただくことで、使用しているお薬についてより具体的に情報共有することができますので、ポリファーマシーの解決につながります。
メディカルファイブでも、かかりつけ薬局、かかりつけ薬剤師の取り組みを積極的に行っておりますので、お気軽にご相談ください。
Q.48
点耳薬の正しい使い方を教えてください。
A.48
点耳薬をさす前に、医師・薬剤師の指示のもと綿棒や脱脂綿で耳の外側の汚れや耳の中の分泌物を取り除いたあと、手をしっかりせっけんで洗いましょう。
点耳薬をしばらく手で握り、体温と同じぐらいに温めてから使いましょう。冷たい点耳薬を耳にさしてしまうと、めまいを起こす事があります。
点耳薬をさす時は、容器の先端が直接耳に触れないように注意しましょう。薬をさす耳を上にして、横向きになり、外耳道の入口が水平になるようにします。そして師耳たぶを軽く引っ張りながら、耳の壁に沿うようにそっと流します。
点耳薬をさしたあとは、耳たぶをまわすように軽く引っ張ってなじませてください。そして薬の効果を高めるため、すぐに起き上がらず、その体勢を保つようにしてください。
(点耳:約2~3分、耳浴:約10分を目安にしてください)
目安時間を保ったあとは、清潔なガーゼやティッシュなどを耳に当てて、外に流れ出た薬液を拭きとってください。
また点耳薬の保管方法や使用量については医師・薬剤師の指導に基づいてご対応ください。
Q.47
湿布薬にはパップとテープがありますが、どのような違いがありますか?
A.47
一般的に湿布薬は形の違いでパップ剤とテープ剤に分かれます。
パップ剤は白い厚手の湿布です。水分を多く含むのが特徴で、冷却効果があるため急性の痛みに効果的です。種類によっては皮膚への密着度がテープ製剤に比べると低く、剥がれやすさもあります。
テープ剤は薄く肌色の湿布です。パップ剤にくらべてピタッと貼ることができるのでよく動く関節や筋肉に貼っても剥がれ落ちる心配がほとんどありません。そのため慢性的な痛みでも使いやすいです。ただし、皮膚への密着度が高いためかぶれや蒸れといった皮膚への負担が多くなります。
形以外にも、成分によって湿布薬はいくつもの種類に分けられます。
症状によって使い分けしますので、詳しくは医師、薬剤師にご相談ください。
Q.46
「消毒」「除菌」「殺菌」「滅菌」の違いを教えてください。
A.46
「消毒」は、菌やウイルスを無毒化すること、「除菌」は、菌やウイルスの数を減らすこと、「殺菌」は菌やウイルスを殺すこと、「滅菌」は有害・無害を問わず、すべての菌(微生物やウイルス含む)を死滅・除去することです。
強さは滅菌>殺菌>消毒>除菌となります。

「消毒」は、“薬機法”という医薬品や医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律に基づき、厚生労働大臣が品質・有効性・安全性を確認した「医薬品・医薬部外品」の製品に記されています。
なお、「医薬品・医薬部外品」の「消毒剤」であっても、それ以外の「除菌剤」であっても、全ての菌やウイルスに効果があるわけではありません。
また、手指など人体に使用する場合は、品質・有効性・人体への安全性が確認された「医薬品・医薬部外品」を使用しましょう。そして、その他の消毒剤・除菌剤を購入・使用する場合は、使用方法、有効成分、濃度、使用期限などを確認し、情報が不十分な場合には使用を控えましょう。

現在、「消毒」や「除菌」の効果をうたう様々な製品が出回っていますが、目的にあった製品を、正しく選び、正しい方法で使用しましょう。

厚生労働省のホームページでも記載がありますので、こちらもご参考にしてください。

教えて薬剤師さん バックナンバー
Q.49
ポリファーマシーについて教えてください。
Q.48
点耳薬の正しい使い方を教えてください。
Q.47
湿布薬にはパップとテープがありますが、どのような違いがありますか?
Q.46
「消毒」「除菌」「殺菌」「滅菌」の違いを教えてください。
Q.45
夏バテの対策や予防について教えてください。
Q.44
「新しい生活様式」が示され、マスク着用による熱中症のリスクが高まると聞きました。予防・対策について教えてください。
Q.43
マスクの正しい使用方法を教えてください。
Q.42
病院や薬局に行かなくてもお薬の受け取りが可能とききましたが?
Q.41
咳エチケットとは何ですか?
Q.40
免疫力を高めるために、食事について具体的にどのように気を付けたらよいですか?
Q.39
ウィルス感染症の予防として対処法があれば教えてください。
Q.38
インフルエンザの効果的な予防策がありましたら教えてください。
Q.37
お薬手帳を何冊か持っているのですが、問題ないでしょうか?
Q.36
赤ちゃんのお薬は少ない日数分でもらうケースが多いですが、なぜですか?
Q.35
子どもが目薬(点眼薬)をさす時に怖がって目を閉じてしまいます。良い方法はありませんか?
Q.34
子どもに坐薬を使う時、すぐに薬が出てきてしまいます。どうしたら良いですか?
Q.33
処方せんがなくても、お薬を出してもらうことは出来ますか?
Q.32
粉薬を飲むのが苦手です。飲みやすくする方法はありますか?
Q.31
お薬の服用時間の目安を教えてください。
Q.30
処方された薬が症状改善や飲み忘れにより余りました。また同じような症状が出た時のために残しておいても大丈夫ですか?
Q.29
薬を飲み忘れてしまいました。どうしたら良いですか?
Q.28
薬の相互作用とは何でしょうか?
Q.27
粉薬とシロップは混ぜてもよいですか?
Q.26
カプセル薬は喉につかえて少し飲みにくいのですが、何か良い方法はありますか?
Q.25
薬の服用で「食間」とはどのタイミングですか?
Q.24
処方された薬を飲んでいますが、効いている感じがしません。薬の飲む量を増やしていいですか?
Q.23
現在お薬を飲んでいますが、一緒に市販薬を飲んでも良いですか?
Q.22
薬の副作用はどのような症状がでますか?また、症状が出た場合はどうしたらいいですか?
Q.21
既に医療機関や薬局からお薬をもらっているときに、新たに別の薬局から薬をもらう場合、どのようにしたらよいでしょうか?
Q.20
溶連菌に効果がある薬を教えてください
Q.19
脱水の症状がでた場合、どのように対応したらよいですか?
Q.18
今服用している薬をジェネリック医薬品に変更できますか?
Q.17
解熱の座薬を使用しましたが、熱が下がりません。再度使う場合はどのくらい時間を空けたらよいですか?
Q.16
現在授乳中で薬を処方されましたが、薬を飲んだ後そのまま授乳を続けても大丈夫ですか?
Q.15
赤ちゃんに薬を飲ませる良い方法があれば教えてください。
Q.14
診察してもらった症状が軽減してきた場合、自分の判断でお薬を飲むことを止めても問題ないでしょうか?
Q.13
食事の時間が不規則です。それでも「食後」に飲む薬は、食事をしてから飲んだ方がよいでしょうか?
Q.12
飲みにくい錠剤は、砕いて粉状にして服用しても大丈夫ですか?
Q.11
自分に処方された薬を、他の同じ症状の人に分けてあげても大丈夫ですか?
Q.10
薬だけほしい時に、直接調剤薬局へ行って、薬をもらうことはできますか?
Q.9
食前や食後など、服薬時間の指示は守らないとダメですか?
Q.8
「冷湿布」と「温湿布」はどう使い分ければよいですか?
Q.7
薬を飲む時は水以外のもので飲んでも良いの?
Q.6
薬局で処方してもらった費用は医療費控除の対象になりますか?
Q.5
お薬の保管方法を教えてください
Q.4
研修認定薬剤師とはどのような薬剤師ですか?
Q.3
処方せんはいつでも調剤してもらえるの?
Q.2
秋冬時期の乾燥肌に悩まされています。なにか良いお薬はありませんか?
Q.1
無菌調剤とは?