錠剤を飲みやすくする方法としては、ゼリー状のオブラートや服薬補助ゼリーを使用すると、つるんと飲み込みやすくなります。ただ、錠剤が飲めるようになる年齢には個人差があります。また、錠剤は種類によって大きさも異なるので、飲めないからといって無理はしないようにしましょう。また錠剤が飲みにくいからといって、粉砕すると薬の効果に影響する場合もありますのでご自身の判断で行うのは控えてください。
飲みにくい場合はシロップ剤や粉薬など、お子さまに合った剤形への変更が可能な場合もありますので、医師・薬剤師に相談してください。
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秋になるとくしゃみ、鼻水がひどくなります。秋にも花粉症はありますか?
秋にも花粉症はあります。北海道では、ブタクサやヨモギといった秋に花粉を飛ばす植物が多く、これらの花粉が原因でくしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状が現れることがあります。
季節の変わり目でもあり、体調の変化が起きやすいことから風邪の症状と混同することもあるため、自己判断で花粉症や風邪薬などの薬を選ぶのではなく、適切な治療法について医師、薬剤師に相談してください。
熱い夜に寝つきをよくする方法を教えてください。
寝つきを良くする方法として、いくつかの工夫があります。
・寝る前にぬるめのシャワーや入浴で体温を一時的に上げると、入眠時に体温が下がって眠りやすくなります。
・また、エアコンや扇風機で室温を調整しましょう。
・寝具やパジャマは通気性の良い素材を選ぶと快適です。
・体を内側から冷やす飲み物は、寝苦しい夜のクールダウン対策として有効ですが、摂りすぎは控えましょう。ぬるめの温かいお茶やハーブティーを飲むとリラックス効果があります。
・寝る直前のスマホ操作は避けましょう。以上内容を踏まえつつ、リラックスした環境を整えることで、快適な睡眠が得られます。
暑さで食欲がない時に、おすすめの栄養補給方法があれば教えてください。
暑さで食欲がない時は、冷たいスムージーやヨーグルトに果物を加えて食べることで、少量でも栄養を効率よく摂取できます。他には栄養ゼリー飲料やビタミンを含むサプリメントなども手軽に栄養摂取できます。
そして、少量ずつ、こまめに食べることも大切です。
無理をしないで、食べられる時に食べられるものを摂取するようにしましょう。
スミルスチックは妊娠中に使用しても大丈夫でしょうか?
妊娠中の使用に関しては慎重に考えていただく必要があります。使用を検討する際はご自身の判断ではなく、必ず医師や薬剤師に相談してください。なお、現在、「スミルスチック」という名称での取り扱いはなく、「フェルビナクスチック軟膏」という名称に変更になりました。形状・成分は同じものになります。
寒暖差アレルギーは花粉症とは違いますか?
寒暖差アレルギーは急激な温度変化で体調不良を起こすもので、くしゃみや鼻水が見られます。花粉症とは原因・対策が異なります。
寒暖差アレルギーの対策には、体温調節が重要で重ね着や温度管理を心掛けましょう。
症状がひどい場合は、医療機関へ受診、もしくは薬剤師へご相談ください。
花粉症の薬で気をつけた方が良いことはありますか?
花粉症に限らず、薬の副作用や使用上の注意点を把握しておくことは重要です。
花粉症のお薬の種類によっては、眠気や口の渇きなどの副作用が出たりします。
そして花粉症の症状は、人によって異なりますので、ご自身がどの薬をどのように使うか、また他の薬との相互作用についても確認し、疑問や不安がある場合は医師や薬剤師にご相談ください。
また花粉症の薬は、症状を抑えるためのものです。お薬の服用の他に、花粉を避ける、こまめな掃除をするなど、日常生活での対策も併せて行うことも大切です。
風邪をひいて「鼻水が止まらない」「熱がある」「喉が痛い」など複数の症状が出ている場合、症状に合わせた風邪薬を複数飲んでも大丈夫でしょうか?
複数の風邪薬の併用は、避けてください。
風邪薬には、症状に合わせた様々な種類の成分が含まれています。
したがって複数の風邪薬を同時に服用すると、それぞれの成分が重複し効果が強く出過ぎてしまうことがあります。
複数の症状が出てつらい場合は、薬剤師や医師に相談し、症状に合わせた適切な薬を処方してもらいましょう。
モーラステープとロキソニンテープに違いはありますか?
モーラステープには「ケトプロフェン」という成分が含まれていて、ロキソニンテープには「ロキソプロフェン」という成分が含まれています。どちらも消炎・鎮痛作用がある成分です。
両薬品では適応の違いによって使われ方が違ったりします。また副作用にも違いがあり、モーラステープには光線過敏症(貼付部位が日光にあたるとかゆみや発疹、あかみが出る症状)が出る恐れがあるため注意が必要です。
医師や薬剤師の指示に従い、正しく使用するようにしましょう。
スポーツファーマシストとは何ですか?
医療にかかわる最新のアンチ・ドーピング規則に関する知識を有する薬剤師のことで、薬剤師が所定の課程修了後に認定される資格です。
競技者や指導者の方々からの薬に関する問い合わせに応じたり、アンチ・ドーピング活動を通じて競技者をドーピングから守る重要な任務があります。
また、学校教育の現場におけるアンチ・ドーピング情報を介した医薬品の使用に関する情報提供も行います。