【新型コロナウイルスワクチンについて】
ワクチンを接種した後は他の人にうつすことはありませんか?

ワクチン接種は発症予防(発症を抑える効果)の大きな手段であることに間違いはありませんが、感染予防(他の方に感染させない効果)があるかどうかは、まだわかっていません。
さらに発症予防に高い効果を示しているとはいえ、100%発症を防げるわけではありません。 また、1回だけ接種した場合や、2回目の接種後でも6日以内の場合は、効果が低い状況と言われています。
そのため、住んでいる地域や働いている地域で感染が終息するまでは、今までと同様に、マスク着用や手洗い、そして人同士が密になるような環境に行くことは避けることが望ましいです。

※新型コロナウイルスワクチンに関しましては、情報が日々アップデートされています。最新情報をご確認されたい方は厚生労働省webサイトの「新型コロナウイルスワクチンQ&A」も合わせてご確認お願いいたします。

【新型コロナウイルスワクチンについて】
接種するワクチンを選ぶことは出来ますか?

接種するワクチンを選ぶことはできません。接種を受ける時期に供給されているワクチンを接種することになります。
また、複数のワクチンが供給されている場合1回目の接種と2回目の接種で、同じ種類のワクチンを接種する必要があります。
※上記は2021年5月現在の対応状況となっております。政府や厚生労働省の対応によっては、実施内容が変更になる場合がありますので、接種できる状況になった際には関係機関に確認のうえご対応をお願いいたします。

※新型コロナウイルスワクチンに関しましては、情報が日々アップデートされています。最新情報をご確認されたい方は厚生労働省webサイトの「新型コロナウイルスワクチンQ&A」も合わせてご確認お願いいたします。

【新型コロナウイルスワクチンについて】
ワクチン接種に費用はかかりますか?また、ワクチンは必ず2回接種しなければならないのでしょうか?

ワクチンは国で準備するため、接種費用は無料です。
接種回数ですが、ファイザー社、モデルナ社、アストラゼネカ社の新型コロナウイルスのワクチンは、いずれも3週間~4週間の間隔での2回接種が必要です。
いずれのワクチンも現時点の臨床試験では「1回の接種よりも、2回接種の方が 抗体の値高い(=より効果がある)となる傾向が見られた。」との結果がでているため、現状では2回接種が行われる予定です。
なお、1回だけの接種での効果や、ワクチンの接種間隔をより広げた場合の効果、1回目の 接種量と2回目の接種量を変える、1回目と2回目で別のワクチンを使う等については、現在、有効性・安全性の観点から臨床試験中という状況です。

※上記は2021年4月現在の対応状況となっております。政府や厚生労働省の対応によっては、実施内容が変更になる場合がありますので、接種できる状況になった際には関係機関に確認のうえご対応をお願いいたします。

※新型コロナウイルスワクチンに関しましては、情報が日々アップデートされています。最新情報をご確認されたい方は厚生労働省webサイトの「新型コロナウイルスワクチンQ&A」も合わせてご確認お願いいたします。

日常的に利用している健康食品やサプリメントと、薬を一緒に飲んでも大丈夫ですか?

健康食品やサプリメントは薬ではありませんが、薬との飲み合わせがよくないものもあり、使用方法を間違えると体に害を及ぼす可能性があります。
例えば、牛乳で抗生物質を含む薬を飲んだ場合、一部の抗生物質ではカルシウムと反応し、十分な効果が得られません。
牛乳以外でも、カルシウムやマグネシウムを一緒に取ることで、薬の効果に影響を及ぼす可能性もあります。
また、ワルファリンという血液を固まりにくくする血栓予防の薬を、納豆やクロレラを一緒に取ると薬の作用を弱めて、血栓症を起こしやすくなる可能性があります。
サプリメントや健康食品は健康補助食品のひとつです。身体に必要な栄養素を摂取することを考えるのであれば、規則的でバランスの良い食事を意識することも大事です。
薬と併用する際は、かかりつけの医師や薬剤師に利用しているサプリメントや健康食品を伝えていただき、対応についてご相談ください。

ご高齢になるとお薬の効き方が変わってきますか?

人間は加齢とともに体重が減少したり、臓器などが萎縮し機能が衰えていきます。
お薬を分解・排泄する肝臓や腎臓の機能が低下してしまうと、お薬がなかなか身体から出にくい状態にもなり、その結果お薬の効き方に影響する場合もあります。
また、ご高齢の方は複数の病気をかかえている場合が多くみられ、お薬の飲み合わせによって効き方が変わる場合もあります。
お薬の服薬でお気になることがありましたら、まずは医師や薬剤師にご相談ください。

切り傷や擦り傷の治療に消毒薬を使わないほうが治りが早いと聞きましたが、本当ですか?

傷ができた時に出る体液には、皮膚再生に大切な役割を果たす成分が含まれいます。その体液を保持し、潤った環境を保つことで、皮膚の再生や傷の修復が促されます。
そういった再生をしようとしている傷部分の細胞やその他の正常な細胞に対して、消毒薬の成分が悪い菌への効果と同時にダメージを与えて、治りにくくしている場合があります。

切り傷や擦り傷などのケガの処置は、下記の手順を行いましょう。

1.傷口から出血している場合はまず止血を行う。
2.消毒液は使わずに、傷口を水道水やぬるま湯できれいに洗う。
3.適切な「創傷被覆材」を使用して患部を保護し、傷を乾かさないようにする。
4.創傷被覆材の表面に滲出液が染み出してきたら、交換をする。

※創傷被覆材は、薬局などでお求めいただけます。

ただし、異物が刺さったり、動物にかまれた傷などは必ず医師の診察を受けましょう。
また、消毒薬が必要な場合もございますので、医師や薬剤師にご相談ください。

薬の使用期限について教えてください。湿布薬などでも期限が切れたものを使用するのは良くないのでしょうか?

医薬品の使用期限は、薬の種類に関わらずその期間まで安全に使用でき、かつ厚生労働省が認めている効能効果があるということです。
したがって、期限が過ぎて使用した場合は薬の効能や効果が十分に発揮されなかったり、薬に含有されている成分が変質する可能性があり、それが原因で健康被害が出ることも考えられますので、使用期限の過ぎた医薬品を使用することはやめましょう。
ちなみに、湿布や軟膏などの外用薬に記載されている使用期限は、あくまで未開封のままで品質が保証できる期限を記載しています。開封後は、湿布剤のチャックや軟膏などのふたがきちんと締まっていないと、乾燥等により品質が早く劣化する可能性がありますので注意しましょう。
保存方法については薬に同封されている説明書通りにすることが大切です。
また、点眼薬は開封後1か月、軟膏は開封後3か月が使用期限と言われています。古いものは使わないようにしましょう。

ポリファーマシーについて教えてください。

ポリファーマシーとは、「poly(複数)」+「pharmacy(調剤)」からなる言葉で、多くの薬を服用することにより副作用などの悪影響が起きている状態を指します。
仮に多くの医薬品を使用していても、患者さんの治療や健康管理に必要な場合は、ポリファーマシーの該当にはなりません。ただ、少ない医薬品を使用していて、医薬品同士の相互作用が疑われる場合、同じ成分の医薬品が重複している場合、使用する理由が明確ではない医薬品が含まれいる場合などは、ポリファーマシーの可能性があります。つまり、ポリファーマシーとは、薬の多少で判断される状態ではなく、様々な要因によって「必要以上の医薬品を使用している状態」が該当となります。
ポリファーマシーを予防する際は、ご自身の判断ではなく、まずは医師・薬剤師にを相談してください。減らせる薬があるかどうかの判断や飲み方を工夫したり配合剤に変更したり、身体への負担が少ない薬への変更提案等をさせていただきます。
また、お薬手帳の使用やかかりつけ薬局、かかりつけ薬剤師制度を活用していただくことで、使用しているお薬についてより具体的に情報共有することができますので、ポリファーマシーの解決につながります。
メディカルファイブでも、かかりつけ薬局、かかりつけ薬剤師の取り組みを積極的に行っておりますので、お気軽にご相談ください。

点耳薬の正しい使い方を教えてください。

点耳薬をさす前に、医師・薬剤師の指示のもと綿棒や脱脂綿で耳の外側の汚れや耳の中の分泌物を取り除いたあと、手をしっかりせっけんで洗いましょう。
点耳薬をしばらく手で握り、体温と同じぐらいに温めてから使いましょう。冷たい点耳薬を耳にさしてしまうと、めまいを起こす事があります。
点耳薬をさす時は、容器の先端が直接耳に触れないように注意しましょう。薬をさす耳を上にして、横向きになり、外耳道の入口が水平になるようにします。そして師耳たぶを軽く引っ張りながら、耳の壁に沿うようにそっと流します。
点耳薬をさしたあとは、耳たぶをまわすように軽く引っ張ってなじませてください。そして薬の効果を高めるため、すぐに起き上がらず、その体勢を保つようにしてください。
(点耳:約2~3分、耳浴:約10分を目安にしてください)
目安時間を保ったあとは、清潔なガーゼやティッシュなどを耳に当てて、外に流れ出た薬液を拭きとってください。
また点耳薬の保管方法や使用量については医師・薬剤師の指導に基づいてご対応ください。

湿布薬にはパップとテープがありますが、どのような違いがありますか?

一般的に湿布薬は形の違いでパップ剤とテープ剤に分かれます。
パップ剤は白い厚手の湿布です。水分を多く含むのが特徴で、冷却効果があるため急性の痛みに効果的です。種類によっては皮膚への密着度がテープ製剤に比べると低く、剥がれやすさもあります。
テープ剤は薄く肌色の湿布です。パップ剤にくらべてピタッと貼ることができるのでよく動く関節や筋肉に貼っても剥がれ落ちる心配がほとんどありません。そのため慢性的な痛みでも使いやすいです。ただし、皮膚への密着度が高いためかぶれや蒸れといった皮膚への負担が多くなります。
形以外にも、成分によって湿布薬はいくつもの種類に分けられます。
症状によって使い分けしますので、詳しくは医師、薬剤師にご相談ください。