経口抗ウイルス薬は、新型コロナウイルス感染症の患者で重症化リスク因子を有し、医師が必要と判断した方に対して処方されます。
つまり、検査で陽性であるからといって全例にラゲブリオの処方が可能であるという訳ではありません。
2022年3月現在において、投与の対象となる方は以下条件を満たしていなければなりません。
・18歳以上
・妊婦または妊娠している可能性がない
・投与の時点で発症日から5日以内
上記3点の条件をいずれも満たすことが基本条件となります。
さらに、部分条件として「重症化リスク因子」を有する方です。
「重症化リスク因子」とは以下の項目になります。
・61 歳以上
・活動性の癌(免疫抑制又は高い死亡率を伴わない癌は除く)
・慢性腎臓病
・慢性閉塞性肺疾患
・肥満(BMI 30kg/m2 以上)
・重篤な心疾患(心不全、冠動脈疾患又は心筋症)
・糖尿病
・ダウン症
・脳神経疾患(多発性硬化症、ハンチントン病、重症筋無力症等)
・コントロール不良の HIV 感染症及び AIDS
・肝硬変等の重度の肝臓疾患
・臓器移植、骨髄移植、幹細胞移植後
部分条件は上記項目に1つでも当てはまれば、投与可能となります。
※重症化リスク因子の詳細は、
令和3年12月24日厚生労働省通知「新型コロナウイルス感染症における経口抗ウイルス薬(ラゲブリオ)の医療機関及び薬局への配分について」(PDF:915KB)
別紙3ページ以降の記載をご覧ください。
メディカルファイブが運営する全ての薬局は、ラゲブリオカプセル調剤対応薬局です。
条件に該当する方には薬をお渡しできますが、その際には処方せんが必要となりますので、まずは医療機関へお問い合わせをお願いいたします。