睡眠薬と睡眠改善薬の違いについて教えてください。

睡眠薬(睡眠導入薬)は、日常的な不眠(不眠症)といった症状の患者さんを対象として医師・薬剤師から処方されるお薬です。
睡眠改善薬は、寝つきが悪い、眠りが浅いなどの一時的な不眠を対象にしたお薬です。OTC医薬品でドラックストアなどでも購入ができます。睡眠改善薬は、医師から処方される睡眠薬に比べ、ゆるやかに眠りを導くような効き方が期待できます。
睡眠薬(睡眠導入薬)・睡眠改善薬は、妊娠又は妊娠していると思われる方、授乳中の方、15歳未満の小児など服用してはいけない方もいるので、服用を検討する際は、医師・薬剤師にご相談ください。

緊急避妊薬について教えてください。

緊急避妊薬は、避妊しないで性交した場合や避妊に失敗した場合、また様々な要因で望まない妊娠の可能性がある場合に用いる避妊法です。
性交後72時間以内(3日以内)に出来るだけ早く服用することで、排卵を抑えたり子宮への受精卵の着床を防ぎ、緊急的に妊娠を避ける効果が期待できるお薬です。別名「アフターピル」とも呼ばれています。

緊急避妊薬の避妊効果は約8割程度で、完全に妊娠を阻止できる訳ではありません。また中絶薬ではないので、受精卵の着床が完了してからでは効力はありません。

緊急避妊薬をもらうためには、医療機関の処方せんが必要になります。
また健康保険が適用されないので、費用については各医療機関・調剤に確認してください。

メディカルファイブが運営するすずらん薬局音威子府店は、緊急避妊薬の調剤対応薬剤師がおり、調剤対応ができます。
お薬のお渡しには処方せんが必要となりますので、まずは医療機関へお問い合わせをお願いいたします。

妊娠検査薬の検査判定はどのくらいの精度でしょうか?

妊娠検査薬を正しく使用すれば検査結果の信ぴょう性は極めて高いと言われています。ただ生理予定日があいまいな方は検査が陰性でも1週間後くらいにもう一度検査をして確認してください。製品ごとに具体的な正確性も公表されているので、使用の際は参考にしてください。
また、不妊症の治療や子宮外妊娠、流産の危険性のある妊娠でも陽性になることがあります。陽性の判定が出たらまずは産婦人科を受診しましょう。

花粉症のお薬は、処方薬と市販薬で成分や効き目は違いますか?

花粉症の薬に限らず、処方薬と市販薬とでは、同じ症状に対するお薬でも成分量などに違いがあります。
一般的に市販薬のほうが、処方薬に比べて成分量が少ない場合が多いですが、市販薬の第一類医薬品には処方薬と同じ成分量のお薬もあります。
効き目に関しては症状によって異なりますので、ご自身に合ったお薬を希望するのであれば、薬剤師にご相談ください。
花粉症の市販薬は、眠くなりにくいものや目薬、点鼻薬など様々なお薬が販売されています。
どのお薬がご自身に合ったものか判断付かない場合も、ぜひ薬剤師にご相談ください。

熱中症の対策や予防方法を教えてください。

熱中症は、暑さによって体内の水分・塩分のバランスが崩れたりすることで起こる、めまい、立ちくらみ、吐き気、頭痛、けいれん高熱などの症状です。
このような症状が出た場合は、まず涼しい場所で安静にし、衣服をゆるめて身体を冷やしましょう。そして水・経口補水液などで水分補給をしてください。
激しい頭痛や高熱など症状が重いときは、すぐ医療機関へ相談してください。症状に応じて素早く適切な処置を行うことが大切です。
そして、晴れて暑い日だけでなく、曇りや雨でも湿度が高い日、屋外だけでなく室内や車内でも熱中症は起こります。
「暑くなり始め」や「急に暑くなる日」は注意が必要です。特に高齢者や乳幼児は熱中症になりやすいので気を付けましょう。
≪熱中症予防のポイント≫
・こまめに水分補給をしましょう
 のどが渇いていなくてもこまめに補給しましょう。

・暑さを避けましょう
 室内では、エアコンや扇風機の活用をしましょう。
 少しでも体調が悪くなったら涼しい場所へ移動しましょう。
 
・適宜マスクをはずしましょう。
 その際、周囲の人と十分な距離を確保しましょう。
 またマスク着用時は激しい運動は避けましょう。

・日ごろから健康管理をしましょう
 体調がすぐれないときは、無理せず自宅で静養しましょう。

・暑さに備えた体づくりをしましょう
 暑くなり始めの時期から、無理のない範囲で適度な運動や入浴で暑さに慣らしておきましょう。

また、環境省の「熱中症予防情報サイト」では、全国の暑さ指数や熱中症警戒アラートが確認できますので、外出や屋外で作業する際は確認してから行動することもオススメします。

→「熱中症予防情報サイト」は コチラ

経口抗ウイルス薬(ラゲブリオ)について教えてください。
新型コロナウイルス感染症の患者は誰でも薬をもらえるのでしょうか?またはPCR検査で陽性反応がでた無症状者や濃厚接触者も使用できるのでしょうか?

経口抗ウイルス薬は、新型コロナウイルス感染症の患者で重症化リスク因子を有し、医師が必要と判断した方に対して処方されます。
つまり、検査で陽性であるからといって全例にラゲブリオの処方が可能であるという訳ではありません。

2022年3月現在において、投与の対象となる方は以下条件を満たしていなければなりません。

・18歳以上
・妊婦または妊娠している可能性がない
・投与の時点で発症日から5日以内
上記3点の条件をいずれも満たすことが基本条件となります。

さらに、部分条件として「重症化リスク因子」を有する方です。

「重症化リスク因子」とは以下の項目になります。

・61 歳以上
・活動性の癌(免疫抑制又は高い死亡率を伴わない癌は除く)
・慢性腎臓病
・慢性閉塞性肺疾患
・肥満(BMI 30kg/m2 以上)
・重篤な心疾患(心不全、冠動脈疾患又は心筋症)
・糖尿病
・ダウン症
・脳神経疾患(多発性硬化症、ハンチントン病、重症筋無力症等)
・コントロール不良の HIV 感染症及び AIDS
・肝硬変等の重度の肝臓疾患
・臓器移植、骨髄移植、幹細胞移植後

部分条件は上記項目に1つでも当てはまれば、投与可能となります。

※重症化リスク因子の詳細は、
令和3年12月24日厚生労働省通知「新型コロナウイルス感染症における経口抗ウイルス薬(ラゲブリオ)の医療機関及び薬局への配分について」(PDF:915KB)
別紙3ページ以降の記載をご覧ください。

メディカルファイブが運営する全ての薬局は、ラゲブリオカプセル調剤対応薬局です。
条件に該当する方には薬をお渡しできますが、その際には処方せんが必要となりますので、まずは医療機関へお問い合わせをお願いいたします。

【新型コロナウイルスワクチンについて】追加(3回目)接種が開始されていますが、まだ初回(1回目・2回目)接種がまだ受けられていません。それでも初回接種として受け付けてもらうことは可能でしょうか?

可能です。接種が受けられる期間は、令和4年9月30日までです。この期間内であれば、初回接種も受けることは可能です。

※新型コロナウイルスワクチンに関しましては、情報が日々アップデートされています。
最新情報をご確認されたい方は厚生労働省webサイトの「新型コロナウイルスワクチンQ&A」も合わせてご確認お願いいたします。

【新型コロナウイルスワクチンについて】追加接種(3回目)には、どのような効果がありますか?また、なぜ追加接種が必要なのでしょうか?

追加接種(3回目)を行うことで、行わなかった場合と比較して感染予防効果や重症化予防効果等を高める効果があります。
追加接種の必要性として、日本で接種が進められているワクチンは、高い発症予防効果等がある一方、感染予防効果や、高齢者においては重症化予防効果についても、時間の経過に伴い、徐々に低下していくことが示唆されています。このため、感染拡大防止及び重症化予防の観点から、初回(1回目・2回目)接種を完了したすべての方に対して、追加接種の機会を提供することが望ましいとされています。

※新型コロナウイルスワクチンに関しましては、情報が日々アップデートされています。
最新情報をご確認されたい方は厚生労働省webサイトの「新型コロナウイルスワクチンQ&A」も合わせてご確認お願いいたします。

ワクチン接種の対象者のうち、「基礎疾患を有する方」の「基礎疾患」とは何ですか?

「基礎疾患を有する者」の基礎疾患とは、以下の1、2になります。
※今後見直される可能性があります。
1.以下の病気や状態の方で、通院/入院している方
・慢性の呼吸器の病気
・慢性の心臓病(高血圧を含む。)
・慢性の腎臓病
・慢性の肝臓病(肝硬変等)
・インスリンや飲み薬で治療中の糖尿病又は他の病気を併発している糖尿病
・血液の病気(ただし、鉄欠乏性貧血を除く。)
・免疫の機能が低下する病気(治療中の悪性腫瘍を含む。)
・ステロイドなど、免疫の機能を低下させる治療を受けている
・免疫の異常に伴う神経疾患や神経筋疾患
・神経疾患や神経筋疾患が原因で身体の機能が衰えた状態(呼吸障害等)
・染色体異常
・重症心身障害(重度の肢体不自由と重度の知的障害とが重複した状態)
・睡眠時無呼吸症候群
・重い精神疾患(精神疾患の治療のため入院している、精神障害者保健福祉手帳を所持している、又は自立支援医療(精神通院医療)で「重度かつ継続」に該当する場合)や知的障害(療育手帳を所持している場合)

2.基準(BMI 30 以上)を満たす肥満の方
*BMI30 の目安:身長 170cm で体重約 87kg、身長 160cm で体重約 77kg
なお、「基礎疾患を有する者」に当てはまることを証明するために、診断書は必要ありません。

※新型コロナウイルスワクチンに関しましては、情報が日々アップデートされています。
最新情報をご確認されたい方は厚生労働省webサイトの「新型コロナウイルスワクチンQ&A」も合わせてご確認お願いいたします。

【新型コロナウイルスワクチンについて】
ワクチン接種後の発熱や痛みに対し、市販の解熱鎮痛薬を飲んでもよいですか?

ワクチンによる発熱は接種後1~2日以内に起こることが多く、水分を十分に摂取し、必要な場合は解熱鎮痛剤を服用するなどして、様子をみていただくことになります。市販の解熱鎮痛薬で対応いただくことも考えられますが、特に下記のような場合は、主治医や薬剤師にご相談ください。
・他のお薬を内服している場合や、妊娠中、授乳中、ご高齢、胃・十二指腸潰瘍や腎機能低下など病気治療中の場合
(飲める薬が限られていることがあります。)
・薬などによりアレルギー症状やぜんそくを起こしたことがある場合
・激しい痛みや高熱など、症状が重い場合や、症状が長く続いている場合
・ワクチン接種後としては典型的でない症状がみられる場合
(ワクチン接種後に起こりやすい症状や起こりにくい症状については、厚生労働省のホームページをご覧下さい。)

なお、ワクチンを受けた後、症状が出る前に、解熱鎮痛薬を予防的に繰り返し内服することについては、現在のところ推奨されていません。

(※)市販されている解熱鎮痛薬の種類には、アセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬(イブプロフェンやロキソプロフェン)などがあり、ワクチン接種後の発熱や痛みなどにご使用いただけます。(アセトアミノフェンは、低年齢の方や妊娠中・授乳中の方でもご使用いただけますが、製品毎に対象年齢などが異なりますので、対象をご確認のうえ、ご使用ください。)