睡眠薬は正しい使い方をすれば安全で効果的な薬ですので、以下の点に注意しながら上手に睡眠薬を服用しましょう。
・決められた用法と用量を守りましょう
「睡眠薬を飲んでも効果を感じない」「もっとぐっすり眠りたい」といって、追加で薬を服用したり、決められた量より多く服用することはやめてください。
用法・用量は、患者さんの状態を診て医師や薬剤師が決めたものですので、睡眠薬の効果が感じられない場合は、早めに医師・薬剤師にご相談ください。
・服用後は横になりましょう
睡眠薬の効果は、服用後約30~60分であらわれます。服用後に活動していると、眠りにつくタイミングを逃してしまい、かえって眠れなくなってしまうこともあります。睡眠薬を服用したらすぐに横になり眠りにつくようにしましょう。
・アルコールと一緒に服用は止めてください
睡眠薬とアルコールを一緒に服用すると、両方の作用が強まり、ふらつき、一時的な記憶障害、もうろう状態などの副作用が現われることがあるので、一緒に飲むことは絶対に避けてください。
・自己判断で服用を止めないでください
睡眠薬を急に止めてしまうと、反動で眠れなくなったり不安感が強く出てしまい、かえって不眠を悪化させてしまうことがあります。
睡眠薬を止める時は、徐々に減らしていくことが大切です。
睡眠薬で不安なことや、止めたいと思うことがあれば、まずは医師・薬剤師に相談してください。

