塗り薬を使用する時はどんなことに注意したら良いですか?

薬を清潔に取り扱いながら、以下の点を気を付けていただき使用してください。
・薬の使用前後には必ず手を洗いましょう。
・薬のチューブの口を患部に直接つけて塗るのは避けて、いったん指に取ってから、もしくは綿棒などで取って患部に塗るようにしましょう。チューブの口を直接患部につけてしまうと、チューブに細菌などが入り込んでしまい、使えなくなることがあります。
・使用期限を必ず守りましょう。開封後は3カ月以内を期限の目途とするようにしてください。
・薬が変色していたり変わった点がある場合は、使用期限内でも使用は避けてください。

処方された睡眠薬を飲んでいたのですが、無くなってしまいました。代わりに睡眠改善薬を飲んでよいですか?

医師や調剤薬局から処方される睡眠薬と、ドラッグストアなどで自分で選んで買える一般用医薬品(OTC医薬品)の睡眠改善薬は基本的作用が異なります。
睡眠薬は医師や薬剤師による診断のもと処方せんを受けて服用するものです。自己判断で睡眠改善薬の服用は避けてください。
薬が無くなってしまった時は、医師・薬剤師にご相談ください。

睡眠薬を服用する時に注意する点を教えてください。

睡眠薬は正しい使い方をすれば安全で効果的な薬ですので、以下の点に注意しながら上手に睡眠薬を服用しましょう。

・決められた用法と用量を守りましょう
「睡眠薬を飲んでも効果を感じない」「もっとぐっすり眠りたい」といって、追加で薬を服用したり、決められた量より多く服用することはやめてください。
用法・用量は、患者さんの状態を診て医師や薬剤師が決めたものですので、睡眠薬の効果が感じられない場合は、早めに医師・薬剤師にご相談ください。

・服用後は横になりましょう
睡眠薬の効果は、服用後約30~60分であらわれます。服用後に活動していると、眠りにつくタイミングを逃してしまい、かえって眠れなくなってしまうこともあります。睡眠薬を服用したらすぐに横になり眠りにつくようにしましょう。

・アルコールと一緒に服用は止めてください
睡眠薬とアルコールを一緒に服用すると、両方の作用が強まり、ふらつき、一時的な記憶障害、もうろう状態などの副作用が現われることがあるので、一緒に飲むことは絶対に避けてください。

・自己判断で服用を止めないでください
睡眠薬を急に止めてしまうと、反動で眠れなくなったり不安感が強く出てしまい、かえって不眠を悪化させてしまうことがあります。
睡眠薬を止める時は、徐々に減らしていくことが大切です。

睡眠薬で不安なことや、止めたいと思うことがあれば、まずは医師・薬剤師に相談してください。

睡眠薬と睡眠改善薬の違いについて教えてください。

睡眠薬(睡眠導入薬)は、日常的な不眠(不眠症)といった症状の患者さんを対象として医師・薬剤師から処方されるお薬です。
睡眠改善薬は、寝つきが悪い、眠りが浅いなどの一時的な不眠を対象にしたお薬です。OTC医薬品でドラックストアなどでも購入ができます。睡眠改善薬は、医師から処方される睡眠薬に比べ、ゆるやかに眠りを導くような効き方が期待できます。
睡眠薬(睡眠導入薬)・睡眠改善薬は、妊娠又は妊娠していると思われる方、授乳中の方、15歳未満の小児など服用してはいけない方もいるので、服用を検討する際は、医師・薬剤師にご相談ください。

緊急避妊薬について教えてください。

緊急避妊薬は、避妊しないで性交した場合や避妊に失敗した場合、また様々な要因で望まない妊娠の可能性がある場合に用いる避妊法です。
性交後72時間以内(3日以内)に出来るだけ早く服用することで、排卵を抑えたり子宮への受精卵の着床を防ぎ、緊急的に妊娠を避ける効果が期待できるお薬です。別名「アフターピル」とも呼ばれています。

緊急避妊薬の避妊効果は約8割程度で、完全に妊娠を阻止できる訳ではありません。また中絶薬ではないので、受精卵の着床が完了してからでは効力はありません。

緊急避妊薬をもらうためには、医療機関の処方せんが必要になります。
また健康保険が適用されないので、費用については各医療機関・調剤に確認してください。

メディカルファイブが運営するすずらん薬局音威子府店は、緊急避妊薬の調剤対応薬剤師がおり、調剤対応ができます。
お薬のお渡しには処方せんが必要となりますので、まずは医療機関へお問い合わせをお願いいたします。

妊娠検査薬の検査判定はどのくらいの精度でしょうか?

妊娠検査薬を正しく使用すれば検査結果の信ぴょう性は極めて高いと言われています。ただ生理予定日があいまいな方は検査が陰性でも1週間後くらいにもう一度検査をして確認してください。製品ごとに具体的な正確性も公表されているので、使用の際は参考にしてください。
また、不妊症の治療や子宮外妊娠、流産の危険性のある妊娠でも陽性になることがあります。陽性の判定が出たらまずは産婦人科を受診しましょう。

花粉症のお薬は、処方薬と市販薬で成分や効き目は違いますか?

花粉症の薬に限らず、処方薬と市販薬とでは、同じ症状に対するお薬でも成分量などに違いがあります。
一般的に市販薬のほうが、処方薬に比べて成分量が少ない場合が多いですが、市販薬の第一類医薬品には処方薬と同じ成分量のお薬もあります。
効き目に関しては症状によって異なりますので、ご自身に合ったお薬を希望するのであれば、薬剤師にご相談ください。
花粉症の市販薬は、眠くなりにくいものや目薬、点鼻薬など様々なお薬が販売されています。
どのお薬がご自身に合ったものか判断付かない場合も、ぜひ薬剤師にご相談ください。

熱中症の対策や予防方法を教えてください。

熱中症は、暑さによって体内の水分・塩分のバランスが崩れたりすることで起こる、めまい、立ちくらみ、吐き気、頭痛、けいれん高熱などの症状です。
このような症状が出た場合は、まず涼しい場所で安静にし、衣服をゆるめて身体を冷やしましょう。そして水・経口補水液などで水分補給をしてください。
激しい頭痛や高熱など症状が重いときは、すぐ医療機関へ相談してください。症状に応じて素早く適切な処置を行うことが大切です。
そして、晴れて暑い日だけでなく、曇りや雨でも湿度が高い日、屋外だけでなく室内や車内でも熱中症は起こります。
「暑くなり始め」や「急に暑くなる日」は注意が必要です。特に高齢者や乳幼児は熱中症になりやすいので気を付けましょう。
≪熱中症予防のポイント≫
・こまめに水分補給をしましょう
 のどが渇いていなくてもこまめに補給しましょう。

・暑さを避けましょう
 室内では、エアコンや扇風機の活用をしましょう。
 少しでも体調が悪くなったら涼しい場所へ移動しましょう。
 
・適宜マスクをはずしましょう。
 その際、周囲の人と十分な距離を確保しましょう。
 またマスク着用時は激しい運動は避けましょう。

・日ごろから健康管理をしましょう
 体調がすぐれないときは、無理せず自宅で静養しましょう。

・暑さに備えた体づくりをしましょう
 暑くなり始めの時期から、無理のない範囲で適度な運動や入浴で暑さに慣らしておきましょう。

また、環境省の「熱中症予防情報サイト」では、全国の暑さ指数や熱中症警戒アラートが確認できますので、外出や屋外で作業する際は確認してから行動することもオススメします。

→「熱中症予防情報サイト」は コチラ

経口抗ウイルス薬(ラゲブリオ)について教えてください。
新型コロナウイルス感染症の患者は誰でも薬をもらえるのでしょうか?またはPCR検査で陽性反応がでた無症状者や濃厚接触者も使用できるのでしょうか?

経口抗ウイルス薬は、新型コロナウイルス感染症の患者で重症化リスク因子を有し、医師が必要と判断した方に対して処方されます。
つまり、検査で陽性であるからといって全例にラゲブリオの処方が可能であるという訳ではありません。

2022年3月現在において、投与の対象となる方は以下条件を満たしていなければなりません。

・18歳以上
・妊婦または妊娠している可能性がない
・投与の時点で発症日から5日以内
上記3点の条件をいずれも満たすことが基本条件となります。

さらに、部分条件として「重症化リスク因子」を有する方です。

「重症化リスク因子」とは以下の項目になります。

・61 歳以上
・活動性の癌(免疫抑制又は高い死亡率を伴わない癌は除く)
・慢性腎臓病
・慢性閉塞性肺疾患
・肥満(BMI 30kg/m2 以上)
・重篤な心疾患(心不全、冠動脈疾患又は心筋症)
・糖尿病
・ダウン症
・脳神経疾患(多発性硬化症、ハンチントン病、重症筋無力症等)
・コントロール不良の HIV 感染症及び AIDS
・肝硬変等の重度の肝臓疾患
・臓器移植、骨髄移植、幹細胞移植後

部分条件は上記項目に1つでも当てはまれば、投与可能となります。

※重症化リスク因子の詳細は、
令和3年12月24日厚生労働省通知「新型コロナウイルス感染症における経口抗ウイルス薬(ラゲブリオ)の医療機関及び薬局への配分について」(PDF:915KB)
別紙3ページ以降の記載をご覧ください。

メディカルファイブが運営する全ての薬局は、ラゲブリオカプセル調剤対応薬局です。
条件に該当する方には薬をお渡しできますが、その際には処方せんが必要となりますので、まずは医療機関へお問い合わせをお願いいたします。

【新型コロナウイルスワクチンについて】追加(3回目)接種が開始されていますが、まだ初回(1回目・2回目)接種がまだ受けられていません。それでも初回接種として受け付けてもらうことは可能でしょうか?

可能です。接種が受けられる期間は、令和4年9月30日までです。この期間内であれば、初回接種も受けることは可能です。

※新型コロナウイルスワクチンに関しましては、情報が日々アップデートされています。
最新情報をご確認されたい方は厚生労働省webサイトの「新型コロナウイルスワクチンQ&A」も合わせてご確認お願いいたします。