処方せんはいつでも調剤してもらえるの?

処方せんは、交付日を含めて原則4日以内のみ有効です。有効期限が指定された処方せんの場合は、その期限内であればいつでも調剤します。
もしもお薬の在庫が無くすぐに調剤できない時は、処方せんをお預かりして、後ほど調剤を行うことも可能です。また、早急に服用が必要な薬剤の場合は、責任を持って調剤ができる薬局を紹介します。

〔処方せんの上手な使い方〕

かかりつけの薬局に処方せんをファックスしておけば、実物の処方せんを持って行くとすぐにお薬を受け取ることができます。
また、処方せんがあればご本人でなくてもお薬の受け取りができます。患者さんはお宅でお休みになり、ご家族の方などが処方せんをお持ちになっても、調剤は可能です。この場合「お薬手帳」を一緒に持って行かれると安全にお薬を調剤できますのでご活用ください。

秋冬時期の乾燥肌に悩まされています。なにか良いお薬はありませんか?

乾燥肌の症状は人によってさまざまですが、大まかに5つのタイプに分けることができます。
症状改善に効果のある成分はタイプにより異なりますので、ご自分の肌に合った成分を含んだ保湿クリームやお薬を正しく選んでケアすることが大切です。
〔乾燥肌の5つのタイプと、効果のある成分〕

1. 硬いガサガサ肌
尿素(ケラチナミン)が効果的。角質の水分保持量を増やし角化した皮膚を取り除く働きがあります。

2. 白く粉をふいている肌
ヘパリン類似物質が効果的。角質層に浸み込んで、水分を包み込んで保湿します。

3. かゆみ肌
抗ヒスタミン剤が効果的。かゆみの原因となるヒスタミンを抑え、かゆみを感じにくくします。

4. 敏感肌
セラミドが効果的。お肌に水分を蓄えて保湿し、刺激から保護してくれます。

5. ひび、あかぎれ肌
ビタミンEが効果的。抗酸化作用があり、血行を促進してくれます。

お薬を選ぶときはパッケージに書かれた成分表を見て、ご自分のお肌に合った成分が含まれているかチェックすると良いでしょう。

お肌の症状の見極めが難しかったり、選んだお薬で思うように症状が改善しないときは、当薬局へお気軽にご相談ください。

無菌調剤とは?

近年、在宅医療の進歩により、がん末期の患者さんやクローン病などの患者さんを中心に、病院でしか行えなかった点滴療養(中心静脈栄養法)が、自宅や職場で行えるようになっています。このとき用いる点滴薬剤の調製には、クリーンルームを利用した無菌調製が必要です。
在宅中心静脈栄養法は、安全に高カロリー輸液を使用することによって今まで長期入院を余儀なくされていた患者さんたちが入院生活から解放され、在宅で療養したり、場合によっては社会復帰をも可能となる療法です。高カロリー輸液は注射剤のように直接体内へ注入されるため、細菌で汚染されていると感染症になる危険性があります。その為、注射薬調製の環境には無菌状態であることが要求されますが、当薬局ではクリーンベンチを備えており、高い無菌性の確保が可能となっております。