薬局や薬剤師は処方せんがなければ、処方せん記載のお薬をお渡しすることは出来ません。
処方せんは医師が患者さんを診察し、その結果や症状をもとに発行しており、その都度、医師の診察を受けて、処方せんを発行してもらう必要があります。
また、処方せんを紛失してしまった場合は、再発行をしてもらう必要があります。その際は受診した医療機関にお問い合わせください。
処方せんには期限があり、発行日から4日以内ですので、十分に注意してください。
投稿者: mediwp5cal
粉薬を飲むのが苦手です。飲みやすくする方法はありますか?
粉薬が苦手な人の場合、オブラートに包んでの服用や、漢方薬では白湯に溶かして服用することもあります。
お子様の場合、ミルクやご飯と混ぜてしまうとミルクやご飯が嫌いになってしまう可能性もありますので混ぜないようにしてください。
またジュースは成分によって味が大きく変化する場合もありますので医師・薬剤師にご相談ください。
粉薬が苦手な場合でも、種類によっては同じ成分で錠剤やカプセル、シロップなど形状の違うお薬に医師と相談して変更できることもあります。
まずは医師・薬剤師にご相談ください。
お薬の服用時間の目安を教えてください。
服用時間は主に食前、食後、食間、就寝前などがあります。
食前は食事の約30分前。食後は食事の後30分以内。食間は食事の2時間後。就寝前はお休みになる30分以内です。
病院や調剤薬局で処方してもらった薬の場合は、薬剤師から説明もあります。
薬の十分な効果を得るため服用する時間は守りましょう。
処方された薬が症状改善や飲み忘れにより余りました。また同じような症状が出た時のために残しておいても大丈夫ですか?
本来は医師の診察のもと処方された薬ですので、余った薬は保管せず処分してください。処分は処方された病院や薬局にお持ちいただくことをおすすめします。ただし、症状が良くなり薬の服用を中止する場合はご自身で判断せず、医師・薬剤師へご相談ください。
また、いつも飲んでいる薬が余っている場合は、薬剤師が薬の状況を確認し、改めて処方日数の調整など医師に連絡するなどの対応をいたしますので、薬局へお持ちいただくか、薬剤師へ相談してください。
薬を飲み忘れてしまいました。どうしたら良いですか?
飲み忘れたことに気付いたタイミングが重要になります。
本来の服用時間からそれほど経たないうちに飲み忘れに気づいた場合は、その時点で服用してください。
次の服用予定時間が近い場合は、飲み忘れた1回分は抜いて、次回分から新たに服用してください。くれぐれも一度に2回分を服用することはやめましょう。
ただし、必ず食前、食後に飲まなければいけない薬もあります。
飲み忘れた場合はまず一度、薬剤師に相談してください。
薬の相互作用とは何でしょうか?
薬を2種類以上同時に使用した場合,薬の組み合わせによっては作用が強く出たり、逆に効果が弱くなったり、場合によっては副作用が出やすくなったりすることがあります。これを相互作用と言います。
相互作用はすべての薬でおこるわけではありません。人によってその影響も異なりますが、危険な組み合わせもありますので注意が必要です。複数の医療機関から処方されている場合や市販薬を併用する場合など、薬を複数使用する場合は、その旨を医師や薬剤師に伝え、相互作用について確認してもらうようにしましょう。
また、薬以外でも食品、アルコール、たばこ、コーヒーなどでも薬との相互作用がおこる場合がありますので、医師や薬剤師に伝えるようにしましょう。
粉薬とシロップは混ぜてもよいですか?
薬によって効き目や味が変化する場合がありますので服用される前に薬剤師にご相談ください。混ぜて問題ない場合でも、一回の使用ごとに混ぜるようにしてください。
長い時間混ぜておくと性質が変わってしまう場合もありますので、処方された薬をすべて混ぜることは控えましょう。
粉薬が飲みにくい場合、オブラートや服薬ゼリーを利用すると飲みにくさや苦みが改善します。
薬局にも置いてありますので気軽にご相談ください。
カプセル薬は喉につかえて少し飲みにくいのですが、何か良い方法はありますか?
カプセルはゼラチンでできているため、先にカプセルを口に含むと口や喉の中でくっついて飲みにくくなります。カプセル薬を飲む際は、まず水を少し飲んで喉をうるおしましょう。
そして、もう一度水を口に含み、カプセルを浮かべるようにして一気に飲み込むと飲みやすくなります。
また、喉にくっつきやすいので、十分な水の量を用意して飲みましょう。錠剤や粉剤なども同じようにすると、飲みやすくなります。
ただし、水分制限などある場合はご注意ください。
薬局では、薬を飲みやすくするゼリーも売られています。是非ご活用ください。
薬の服用で「食間」とはどのタイミングですか?
食間とは、食事と食事の間のことで表し、食事の2時間後が目安です。決して食事中に飲むことではありませんので注意してください。
薬の種類によっては、食物に影響されて薬の吸収が減少し効果が弱くなってしまうので、影響を避けるため「食間」で服用する場合があります。
処方された薬を飲んでいますが、効いている感じがしません。薬の飲む量を増やしていいですか?
薬には最も適した投与量があります。医師・薬剤師が患者さんの状態を見て投与量を判断し、処方をしています。
この量を有効量といいます。この有効量を超えてしまうと場合によっては副作用の症状が出ることがあります。薬の効果に違和感がありましたら、まずは医師・薬剤師にご相談下さい。