「日本薬学会第145年会」で学会発表を行ってきました。

2025年3月26日(水)~29日(日)に福岡で開催された「日本薬学会第145年会」に、クローバー薬局百合が原店から2名のスタッフが参加し、学会発表を行ってまいりました。
今回の発表では、
・在宅医療における医薬品供給の実態調査
・昨年度から新たに算定可能となった「在宅移行初期管理料」の算定状況
についてご報告させていただきました。
当日は多くの研究者の皆さまや学生の方々にご聴講いただき、在宅医療の現状や今後の課題について広く知っていただく貴重な機会となりました。
私たちは、こうした発信を通じて、在宅医療の重要性を広め、未来の医療の発展に貢献していきたいと考えています。

花粉症の薬で気をつけた方が良いことはありますか?

花粉症に限らず、薬の副作用や使用上の注意点を把握しておくことは重要です。
花粉症のお薬の種類によっては、眠気や口の渇きなどの副作用が出たりします。
そして花粉症の症状は、人によって異なりますので、ご自身がどの薬をどのように使うか、また他の薬との相互作用についても確認し、疑問や不安がある場合は医師や薬剤師にご相談ください。
また花粉症の薬は、症状を抑えるためのものです。お薬の服用の他に、花粉を避ける、こまめな掃除をするなど、日常生活での対策も併せて行うことも大切です。

風邪をひいて「鼻水が止まらない」「熱がある」「喉が痛い」など複数の症状が出ている場合、症状に合わせた風邪薬を複数飲んでも大丈夫でしょうか?

複数の風邪薬の併用は、避けてください。
風邪薬には、症状に合わせた様々な種類の成分が含まれています。
したがって複数の風邪薬を同時に服用すると、それぞれの成分が重複し効果が強く出過ぎてしまうことがあります。
複数の症状が出てつらい場合は、薬剤師や医師に相談し、症状に合わせた適切な薬を処方してもらいましょう。

モーラステープとロキソニンテープに違いはありますか?

モーラステープには「ケトプロフェン」という成分が含まれていて、ロキソニンテープには「ロキソプロフェン」という成分が含まれています。どちらも消炎・鎮痛作用がある成分です。
両薬品では適応の違いによって使われ方が違ったりします。また副作用にも違いがあり、モーラステープには光線過敏症(貼付部位が日光にあたるとかゆみや発疹、あかみが出る症状)が出る恐れがあるため注意が必要です。
医師や薬剤師の指示に従い、正しく使用するようにしましょう。

スポーツファーマシストとは何ですか?

医療にかかわる最新のアンチ・ドーピング規則に関する知識を有する薬剤師のことで、薬剤師が所定の課程修了後に認定される資格です。
競技者や指導者の方々からの薬に関する問い合わせに応じたり、アンチ・ドーピング活動を通じて競技者をドーピングから守る重要な任務があります。
また、学校教育の現場におけるアンチ・ドーピング情報を介した医薬品の使用に関する情報提供も行います。