教えて薬剤師さん 1~5
ASK A PHARMACIST 1~5
お薬や健康について皆様の疑問や質問にお答えします。
Q.5
お薬の保管方法を教えてください。
A.5

基本的には高温、日光、湿気を避けて、乳幼児や小児の手の届かない場所に保管してください。さらに、お薬によっては保管方法が異なったり、使用期限が定められている場合があるので、しっかり確認することが大切です。

坐薬や液剤・水薬、または「冷所保管」するよう指示されたお薬は、乾燥していて、光が当たらず、冷たい場所に保管することになっており、冷蔵庫は最適な場所といえます。

目薬の保管は、使用期限の指定がないものは開封後およそ1ヶ月を目安にしてください。使用期限の指定があるものはそれに従ってください。(使い方によるので一概には言えません。薬剤師に確認してください。)
そのほか暗所保存のものなど、特殊な保管方法のお薬もありますので、薬剤師の説明をよく聞いてください。

処方されたお薬は、その時の患者様の症状にあったお薬です。
同じ症状だからといって、時が経ってからまた飲んだり、他の人にあげたりするのはやめましょう。
そして誤用を避けるために、内服薬と外用薬を区別して保管することもポイントです。

Q.4
研修認定薬剤師とはどのような薬剤師ですか?
A.4

認定薬剤師とは、研修認定薬剤師制度のもと、良質の薬剤師業務を遂行するために認定された薬剤師です。認定された薬剤師には公益財団法人 日本薬剤師研修センターより、認定薬剤師証が発行されます。

現在の日本では、医療保険制度の改革などの社会環境の変化に伴い、薬剤師には従来より高い資質が求められています。その中で、薬剤師としての知識を深めることに励み、認定されたことにより、他の医療従事者や患者様からの信頼を高め、常に時代に即した薬学的ケアを行える薬剤師であることを示すことができます。

Q.3
処方せんはいつでも調剤してもらえるの?
A.3

処方せんは、交付日を含めて原則4日以内のみ有効です。有効期限が指定された処方せんの場合は、その期限内であればいつでも調剤します。
もしもお薬の在庫が無くすぐに調剤できない時は、処方せんをお預かりして、後ほど調剤を行うことも可能です。また、早急に服用が必要な薬剤の場合は、責任を持って調剤ができる薬局を紹介します。

〔処方せんの上手な使い方〕

かかりつけの薬局に処方せんをファックスしておけば、実物の処方せんを持って行くとすぐにお薬を受け取ることができます。
また、処方せんがあればご本人でなくてもお薬の受け取りができます。患者さんはお宅でお休みになり、ご家族の方などが処方せんをお持ちになっても、調剤は可能です。この場合「お薬手帳」を一緒に持って行かれると安全にお薬を調剤できますのでご活用ください。

Q.2
秋冬時期の乾燥肌に悩まされています。なにか良いお薬はありませんか?
A.2

乾燥肌の症状は人によってさまざまですが、大まかに5つのタイプに分けることができます。
症状改善に効果のある成分はタイプにより異なりますので、ご自分の肌に合った成分を含んだ保湿クリームやお薬を正しく選んでケアすることが大切です。
〔乾燥肌の5つのタイプと、効果のある成分〕

1. 硬いガサガサ肌
尿素(ケラチナミン)が効果的。角質の水分保持量を増やし角化した皮膚を取り除く働きがあります。

2. 白く粉をふいている肌
ヘパリン類似物質が効果的。角質層に浸み込んで、水分を包み込んで保湿します。

3. かゆみ肌
抗ヒスタミン剤が効果的。かゆみの原因となるヒスタミンを抑え、かゆみを感じにくくします。

4. 敏感肌
セラミドが効果的。お肌に水分を蓄えて保湿し、刺激から保護してくれます。

5. ひび、あかぎれ肌
ビタミンEが効果的。抗酸化作用があり、血行を促進してくれます。

お薬を選ぶときはパッケージに書かれた成分表を見て、ご自分のお肌に合った成分が含まれているかチェックすると良いでしょう。

お肌の症状の見極めが難しかったり、選んだお薬で思うように症状が改善しないときは、当薬局へお気軽にご相談ください。

Q.1
無菌調剤とは?
A.1

近年、在宅医療の進歩により、がん末期の患者さんやクローン病などの患者さんを中心に、病院でしか行えなかった点滴療養(中心静脈栄養法)が、自宅や職場で行えるようになっています。このとき用いる点滴薬剤の調製には、クリーンルームを利用した無菌調製が必要です。
在宅中心静脈栄養法は、安全に高カロリー輸液を使用することによって今まで長期入院を余儀なくされていた患者さんたちが入院生活から解放され、在宅で療養したり、場合によっては社会復帰をも可能となる療法です。高カロリー輸液は注射剤のように直接体内へ注入されるため、細菌で汚染されていると感染症になる危険性があります。その為、注射薬調製の環境には無菌状態であることが要求されますが、当薬局ではクリーンベンチを備えており、高い無菌性の確保が可能となっております。

教えて薬剤師さん バックナンバー
Q.95
みらいしあ薬局Fビレッジに設置されている「酸素ボックス」は誰でも利用できますか? またどんな効果がありますか?
Q.94
痛みや炎症を抑える「スミルスチック」という薬は無くなったのでしょうか?
Q.93
1日3回の毎食後服用のお薬を処方されましたが、1日2回しか食事をしない場合はどのようにしたらよいですか?
Q.92
自分が服用している薬の名前は把握していた方がよいのでしょうか?
Q.91
処方された薬が効きすぎる感じがします。対処方法はありますか?
Q.90
「リフィル処方箋」は、どうしたら利用できますか?
Q.89
子どもが服用した薬をすぐに吐いてしまいました。もう一度同じ量の薬を飲んでも大丈夫でしょうか?
Q.88
かぜ薬を服用するときに栄養ドリンクで飲んでもよいですか?
Q.87
お薬をもらう際の服薬指導は必ず受けないといけないのでしょうか?
Q.86
「リフィル処方箋」とは何ですか?普通の処方箋とは違いますか?
Q.85
点眼薬を2種類もらったのですが、使用する順番など気をつける点はありますか?
Q.84
飲み忘れて残ってしまった薬があります。残薬はどのように処理したら良いですか?
Q.83
目薬は1回に何滴点眼すればよいですか?
Q.82
薬剤師に説明を受けた量より、薬を多く服用してしまいました。
Q.81
頓服(とんぷく)薬とは、どういう薬でしょうか?
Q.80
お薬の説明書きに「高齢者は、服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談すること」と書いているものがありますが何故ですか?また高齢者に該当するのは何歳からでしょうか?
Q.79
市販の便秘薬と乳製品を一緒にとると、より効果がでますか?
Q.78
保湿剤の「ヒルドイド」はドラックストアで購入できますか?
Q.77
ロキソニンテープとロコアテープの違いは何ですか?
Q.76
祖父と祖母が薬を上手く飲めません。何か良い方法はありますか?
Q.75
塗り薬は、1回にどのくらいの量を出して塗るのが良いのですか?
Q.74
塗り薬の軟膏・クリーム・ローションの違いは何ですか?
Q.73
塗り薬を使用する時はどんなことに注意したら良いですか?
Q.72
処方された睡眠薬を飲んでいたのですが、無くなってしまいました。代わりに睡眠改善薬を飲んでよいですか?
Q.71
睡眠薬を服用する時に注意する点を教えてください。
Q.70
睡眠薬と睡眠改善薬の違いについて教えてください。
Q.69
緊急避妊薬について教えてください。
Q.68
妊娠検査薬の検査判定はどのくらいの精度でしょうか?
Q.67
花粉症のお薬は、処方薬と市販薬で成分や効き目は違いますか?
Q.66
熱中症の対策や予防方法を教えてください。
Q.65
経口抗ウイルス薬(ラゲブリオ)について教えてください。新型コロナウイルス感染症の患者は誰でも薬をもらえるのでしょうか?またはPCR検査で陽性反応がでた無症状者や濃厚接触者も使用できるのでしょうか?
Q.64
【新型コロナウイルスワクチンについて】追加(3回目)接種が開始されていますが、まだ初回(1回目・2回目)接種がまだ受けられていません。それでも初回接種として受け付けてもらうことは可能でしょうか?
Q.63
【新型コロナウイルスワクチンについて】追加接種(3回目)には、どのような効果がありますか?また、なぜ追加接種が必要なのでしょうか?
Q.62
ワクチン接種の対象者のうち、「基礎疾患を有する方」の「基礎疾患」とは何ですか?
Q.61
【新型コロナウイルスワクチンについて】ワクチン接種後の発熱や痛みに対し、市販の解熱鎮痛薬を飲んでもよいですか?
Q.60
【新型コロナウイルスワクチンについて】新型コロナワクチンは子供にも接種できますか?
Q.59
【新型コロナウイルスワクチンについて】アレルギーがありますがワクチン接種できますか?
Q.58
【新型コロナウイルスワクチンについて】ワクチンは授乳婦でも接種できますか?
Q.57
【新型コロナウイルスワクチンについて】ワクチン接種後に自宅で副反応と思われる症状が出た場合は、どうしたら良いですか?
Q.56
【新型コロナウイルスワクチンについて】ワクチンを接種した後は他の人にうつすことはありませんか?
Q.55
【新型コロナウイルスワクチンについて】接種するワクチンを選ぶことは出来ますか?
Q.54
【新型コロナウイルスワクチンについて】ワクチン接種に費用はかかりますか?また、ワクチンは必ず2回接種しなければならないのでしょうか?
Q.53
日常的に利用している健康食品やサプリメントと、薬を一緒に飲んでも大丈夫ですか?
Q.52
ご高齢になるとお薬の効き方が変わってきますか?
Q.51
切り傷や擦り傷の治療に消毒薬を使わないほうが治りが早いと聞きましたが、本当ですか?
Q.50
薬の使用期限について教えてください。湿布薬などでも期限が切れたものを使用するのは良くないのでしょうか?
Q.49
ポリファーマシーについて教えてください。
Q.48
点耳薬の正しい使い方を教えてください。
Q.47
湿布薬にはパップとテープがありますが、どのような違いがありますか?
Q.46
「消毒」「除菌」「殺菌」「滅菌」の違いを教えてください。
Q.45
夏バテの対策や予防について教えてください。
Q.44
「新しい生活様式」が示され、マスク着用による熱中症のリスクが高まると聞きました。予防・対策について教えてください。
Q.43
マスクの正しい使用方法を教えてください。
Q.42
病院や薬局に行かなくてもお薬の受け取りが可能とききましたが?
Q.41
咳エチケットとは何ですか?
Q.40
免疫力を高めるために、食事について具体的にどのように気を付けたらよいですか?
Q.39
ウィルス感染症の予防として対処法があれば教えてください。
Q.38
インフルエンザの効果的な予防策がありましたら教えてください。
Q.37
お薬手帳を何冊か持っているのですが、問題ないでしょうか?
Q.36
赤ちゃんのお薬は少ない日数分でもらうケースが多いですが、なぜですか?
Q.35
子どもが目薬(点眼薬)をさす時に怖がって目を閉じてしまいます。良い方法はありませんか?
Q.34
子どもに坐薬を使う時、すぐに薬が出てきてしまいます。どうしたら良いですか?
Q.33
処方せんがなくても、お薬を出してもらうことは出来ますか?
Q.32
粉薬を飲むのが苦手です。飲みやすくする方法はありますか?
Q.31
お薬の服用時間の目安を教えてください。
Q.30
処方された薬が症状改善や飲み忘れにより余りました。また同じような症状が出た時のために残しておいても大丈夫ですか?
Q.29
薬を飲み忘れてしまいました。どうしたら良いですか?
Q.28
薬の相互作用とは何でしょうか?
Q.27
粉薬とシロップは混ぜてもよいですか?
Q.26
カプセル薬は喉につかえて少し飲みにくいのですが、何か良い方法はありますか?
Q.25
薬の服用で「食間」とはどのタイミングですか?
Q.24
処方された薬を飲んでいますが、効いている感じがしません。薬の飲む量を増やしていいですか?
Q.23
現在お薬を飲んでいますが、一緒に市販薬を飲んでも良いですか?
Q.22
薬の副作用はどのような症状がでますか?また、症状が出た場合はどうしたらいいですか?
Q.21
既に医療機関や薬局からお薬をもらっているときに、新たに別の薬局から薬をもらう場合、どのようにしたらよいでしょうか?
Q.20
溶連菌に効果がある薬を教えてください
Q.19
脱水の症状がでた場合、どのように対応したらよいですか?
Q.18
今服用している薬をジェネリック医薬品に変更できますか?
Q.17
解熱の座薬を使用しましたが、熱が下がりません。再度使う場合はどのくらい時間を空けたらよいですか?
Q.16
現在授乳中で薬を処方されましたが、薬を飲んだ後そのまま授乳を続けても大丈夫ですか?
Q.15
赤ちゃんに薬を飲ませる良い方法があれば教えてください。
Q.14
診察してもらった症状が軽減してきた場合、自分の判断でお薬を飲むことを止めても問題ないでしょうか?
Q.13
食事の時間が不規則です。それでも「食後」に飲む薬は、食事をしてから飲んだ方がよいでしょうか?
Q.12
飲みにくい錠剤は、砕いて粉状にして服用しても大丈夫ですか?
Q.11
自分に処方された薬を、他の同じ症状の人に分けてあげても大丈夫ですか?
Q.10
薬だけほしい時に、直接調剤薬局へ行って、薬をもらうことはできますか?
Q.9
食前や食後など、服薬時間の指示は守らないとダメですか?
Q.8
「冷湿布」と「温湿布」はどう使い分ければよいですか?
Q.7
薬を飲む時は水以外のもので飲んでも良いの?
Q.6
薬局で処方してもらった費用は医療費控除の対象になりますか?
Q.5
お薬の保管方法を教えてください。
Q.4
研修認定薬剤師とはどのような薬剤師ですか?
Q.3
処方せんはいつでも調剤してもらえるの?
Q.2
秋冬時期の乾燥肌に悩まされています。なにか良いお薬はありませんか?
Q.1
無菌調剤とは?